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Guest 北海道を訪れた今を輝くゲストのスペシャルインタビュー


ミュージシャン【FREE KICK】


北海道・苫小牧を拠点に活動するスカパンクバンド〈FREE KICK〉が、結成14年目にして初となる1stアルバム『The End Is Near』をリリース…!時に壁にぶち当たり、傷つきながらも、決して折れることなく前へと転がり続ける、彼らの勢いはもう止まらない!止められない!Keep on playing…!




インタビュー(November,2014)
HIDEKI(Gt&Vo)
YUKI(Tp&Cho)



>結成14年目にして初となる1stアルバム『The End Is Near』をリリースされましたが、今回のタイミングに至った経緯を聞かせてください。

HIDEKI:ずっとCDは出したかったんですけど、単純に出し方がわからなかったんですよ。オレ達はずっと苫小牧に住んでいるし、どうしたらCDを出せるのか、東京でライブができるかをずっと考え続けていたんですよね。それで、アメリカの〈The Suicide Machines〉っていう好きなバンドがいるんですけど、2005年に来日するという情報を聞きつけて、どうしたら自分達のことを彼達に知ってもらえるか考えた時に、音源を作って直接渡しに行けばいいんだって思いついたんですよ。それで、東京でそのライブが終わった後に、会場で「北海道から来ました、〈FREE KICK〉です!」って音源を勝手に配ってまわっていたんです。そしたら、今回出させてもらったレーベルの人がたまたま受け取っていて、その3ヵ月後くらいに連絡が来て。
YUKI:知らない間に渡っていた感じで、レーベルから連絡が来たからにはボク達もすぐCDを出せると思っていたんですよ。事務所にも寄らせてもらって、これは即契約かも…と期待していたんですけど、「すごい良かったし、またライブで来る時は観に行くね」みたいなことを言われたときに、あれ…?って(笑)。
HIDEKI:あの時はぬか喜びしました(笑)。
YUKI:レーベルは目の前にいるけど、どうしたらいいのか全然わからなくて、次に参加するコンピの曲とかもあるので、それが良かったらCDを出させてくだいってお願いをして、めちゃくちゃ頑張って自分達なりの音を作って提案したら、作り込み過ぎて遊び感覚が抜けてしまっていると逆にダメ出しを受けて、また遠ざかってしまって。
HIDEKI:2005年にレーベルと出会って、その2年後にCDを出さないかって言われたんです。それで、よっしゃー!頑張ろう!って気合いを入れてレコーディングをする前に、今度はメンバーが抜けたんです。その当時、オレ達もまだ若かったし、就職活動とかいろいろで抜けちゃって、当時は5人でやってたんですけど、ひとり抜けて、ふたり抜けて…どんどんレコーディングが離れていったんですよ。そのうちに、レーベルとも全然連絡を取らなくなって、リリースも諦めかけていたんですよね。それから2012年に、大阪の〈HEY-SMITH〉ってバンドが大阪ででかいイベントをやってるんですけど、それに出させてもらえることになって。そこへめがけて、お客さんに自分達の音を聴いてもらいたいので、自分達でCDを作って販売してもいいですか?って久しぶりにレーベルに連絡したんですよ。
YUKI:7年間ずっと連絡も取っていなかったんですけど、その時の映像とかも送ったら、「良くも悪くも変わらないね」ってレーベルが言ってくれて、それで遂にゴーサインをもらえたんですよね。そしたら、出したい日に出してあげるけど、その代わりスケジュールを逆算していくと、1ヵ月の間に曲を12〜13曲作らないと無理だよって注文をつけられて。
HIDEKI:出したいばかりじゃなくて、そのためにできることとできないことも納得してくれないとリリースできないからって言われて、わかりました!オレ達は全部やります!って。それで、頑張って1ヵ月で12曲作ったんですよ。
YUKI:その作ったものをサンプルとして送ったら、出せない曲ははじかれて、昔のデモにしっかりと録れていた曲もあったので、その中からリマスターして2枚出そうっていうことになって、そこから1年計画を立てて。
HIDEKI:2013年1月に1st EP『Dawn Of The Future』を出して、その半年後の6月に2nd EP『The Future Is Unknown』を出したんですけど、2枚分を先に録っていたんですよね。2005年に出したデモをリマスターした7曲と、新しく録った曲を7曲を半分にわけて。
YUKI:いろんなバンドの話を聞いたりしていた中で、CDを1枚出したら、次を出すまでに期間が開いてしまうケースが多かったので、そうなると忘れられてしまうし、ボク達も次々出したかったので、頑張って曲も作りながら、バンドのこともいろいろ考えて。バンドはやっぱり動かないとCDが売れないし、ツアーもうまくまわらないといけないので。現実的なものを見て、北海道在住で気軽にツアーへ行けないのは事実だったんですよ。でも、北海道にいながら、どうしたらレーベルとも付き合いができて、バンドが動けるかをずっと考えて、レーベルともしっかり話し合って、ようやく次のアルバムの話ができたんですよね。そして今年遂に念願叶って、結成14年目にして1stアルバム『The End Is Near』をリリースできました。

>紆余曲折を経ながらも、結成当初から一貫して変わらないスタンスで活動されているのは素晴らしいです。
HIDEKI:高校生の時に結成したんですけど、今もそのままやっているだけなんですよね。12年くらい地下活動しかしてないですから(笑)。仕事を休んでライブができて、音楽の好きなヤツがなかなか見つからなくて。もともと今のベースのSHINOBUくんがジンギスカン屋をやっていて、店でさんざん食べ飲みさせてもらって、オレはカネがなかったので、すみません…コレしかないですって、小銭で9円渡したりしていて(笑)。2010年あたりに、SHINOBUくんが「絶対辞めない方がいいよ。ちゃんとやれ!」ってオレを本気で怒ってくれて、「オレで良かったら手伝うよ!」って言ってくれたんですけど、そこからですね。SHINOBUくんがメンバーを集めてくれて、知り合いでドラムのKOIKEを見つけてきて。あと、メンバー誰が入って来てもいいように、サックスだけ買って用意していたんですよ。やる気があるけど楽器がありませんってヤツでも、楽器はあるから大丈夫って(笑)。そしたらSHINOBUくんが、友達の後輩でバンドやりたいヤツがいるって聞きつけて、MOTANIが連れて来られて。仕事も正社員で働いていたのに、辞めて〈FREE KICK〉でカネを稼ごうぜ!ってたぶらかして(笑)。
YUKI:しかも、サックスどころか管楽器なんて何もやったことないのに、楽器と1年間の時間だけ与えられて(笑)。
HIDEKI:最初にふたりで豊平川に行くぞ!って言って、吹いたことのないサックスを持って、とりあえずジャンプの練習をしてましたから(笑)。オレ達のライブはそういうジャンプじゃないから!って。YUTAKAくんは東京でデモを配りに行った時に知り合ったんですけど、当時東京でやってたバンドをもう辞めていて、「仕事辞めてそっちへ行くから入れてくれ」って連絡が来て、こっちに住めるならいいよって言ったら即決で。いまだに青春ッス(笑)!今のメンバーはマジで最高です!

>現在も苫小牧を拠点にされていますが、いつかは東京へ進出してみたいという気持ちはありませんでしたか?
HIDEKI:関東とかどこかに引っ越したいとは思いませんでしたけど、いろんなところには出たかったです。かましてやりたかったですもん…!北海道にいるけど、東名阪だけがすべてじゃない!ってずっと思っていたし、オレ達は田舎でやっていたので、バンドがツアーで来ると機材がどうのとか、楽屋が狭いとかエアコンがないとか、めちゃくちゃ言われてきたんですよ。楽しいから続けてきたのは本当なんですけど、悔しかったからずっと続けられたと思うんですよね。これでようやくすっきりしました(笑)!
YUKI:地元があってのボク達だったので、そこから発信できるバンドになって、地元の若い子達が夢を持てるようにしていきたいんですよね。CDを出して、全国ツアーも行って、苫小牧でもやってるバンドがいる、田舎でもやれるっていうことを示していきたいんです。オレ達が先頭を切って動くことで、道を作っていけたらいいですね。



1stソロアルバム『The End Is Near』
1138-0037 / ¥2,200(tax in)



「THE END IS NEAR」 JAPAN TOUR 2015」
3月7日(土)釧路@『Veiled cafe』 
3月08日(日)帯広@『REST』
3月14日(土)稚内@『HEART BEAT CAFE』
3月15日(日)旭川@『CASINO DRIVE』
3月21日(土)北見@『夕焼けまつり』
3月22日(日)根室@『HYWATT HALL』

「Tumbling Dice! -Vol.7- ~HYWATT HALL 1st Anniversary~」
3月24日(火)札幌@『KLUB COUNTER ACTION』
3月25日(水)苫小牧@『ELLCUBE』
3月28日(土)小樽@『CRU-Z』
4月10日(金)福岡@『Live House Qublick』
4月11日(土)熊本@『Django』
4月12日(日)鹿児島@『SR HALL』
4月26日(日)札幌@『KLUB COUNTER ACTION』


【FREE KICK】
2000年、HIDEKI(Gt&Vo)を中心に、北海道苫小牧にて3ピース・バンドとして活動開始。2001年、HIDEKIの兄YUKI(Tp&Cho)を迎える。幾度かのメンバーチェンジを繰り返しながらも、道内外で精力的にライブを行い、着実にファンを増やし続ける。2013年1月、EP『Dawn Of The Future』をリリース。同年6月、2作目となるEP『The Future Is Unknown』を発表。2014年、1stフルアルバム『The End Is Near』をリリース。
オフィシャルサイト:http://free-kick.jimdo.com



text:Pilot Publishing
November,2014




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