フリーマガジン『PILOT magazine』増刊号『cise』(2009年7月発刊)と、サロン『macro』のフリー冊子(2010年2月発刊)とのコラボレーション第2弾!現代美術を取り入れ再生を図る“青森”をテーマに、北海道アートシーンの現状と今後について考えます。
インタビュー(April,2010)
asuka / 『macro』スタッフ
>まずは青森の印象について聞かせてください。
>同じ地方として、良い意味で土臭さが残っているというか、どこかアンダーグラウンドさを感じさせます。
>伝統工芸が土産物にも取り入れられたりしていますね。
>『十和田市現代美術館』へ行かれての感想を聞かせてください。
>街おこしのためにあえて海外のアーティストを積極的に取り入れているのは思い切っていますよね。こうやって土地を表現し、盛り上げることができるんだと刺激を受けました。
>『十和田市現代美術館』の魅力をひとつ聞かせてください。
>札幌のアートシーンの印象についてはどのように感じられていますか?
>建築は後から手を加えるのは難しいかもしれませんが、流行やパッケージされたものばかりでなく、独自性ある個性的な企画がもっと多くあると楽しいですね。
『十和田市現代美術館』
住所 青森県十和田市西二番町10-9
電話 0176-20-1127
開館時間 展示室 9:00~17:00(入館は16:30まで)、休憩スペースなど 9:00〜17:30(カフェ・ラストオーダー 17:00)
休館日 月曜日 ※月曜日が祝日の場合は翌日
料金 一般 500円 / 高校生以下 無料
ウェブサイト http://www.city.towada.lg.jp/artstowada
街づくりとアートが一体となった取り組み“Arts Towada”のもと、2008年に開館。国内外で活躍する21名のアーティストが、都市や自然、そこに生きる人々との対話の中から生み出したコミッションワーク(依嘱制作)による作品22点を常設展示。各作品はこの美術館のために制作されたもので、建築の設計段階からアート作品と空間が深く結びついている。展示室だけでなく、中庭や屋上、階段室や休憩スペースなど、屋内外のあらゆる空間にアートが展開され、来館者に新たな体験をもたらす。
インタビュー(July,2009)
山貝 征典 / 『十和田市現代美術館』学芸員
>まずは美術館の紹介をお願いします。
>街をアートで活性化させようというのが面白い試みですね。
>中へ入って作品を観るのだけが目的では無いとはいえ、常設展だけで客数が伸びているというのはすごいですね!
>街の中心部にとけ込むようにして美術館があるのには驚きました。
>他とは違う、独自のこだわりはありますか?
>より楽しむための見所を教えてください。
>全体として動きがあるので飽きさせないです。観る度に違った印象を与えてくれます。
>商店街に作品が展示されている『チェ・ジョンファ OK!』は、アートと街との連携が見事に体現されていて、とても新鮮な試みですね!
>幼少期は潜在的な部分での影響を受けやすいですから、良いものを吸収できる環境はすごく大事です。アーティストが実際に十和田へ滞在して作品を制作されたそうですね。
>現在も活躍されているアーティストのみで構成するという不安要素を逆に、この美術館のためだけに作品を制作し、ここでしか観られないという魅力に活かされているのが素晴らしいです!アーティストとの印象に残るエピソードがあれば教えてください。
>現代美術についてどのようにとらえられていますか?
>美術館を通じて感じてほしいことは?
>これから取り組んでいきたいことがあれば聞かせてください。
>最後に、青森の良いところを教えてください。
<フリー冊子のお問い合わせ>
サロン『macro』
住所 北海道札幌市中央区南3条西1丁目 タカラビル3F
営業時間 月曜日〜金曜日11:00〜19:00/土曜日・日曜日11:00〜18:00
定休日 火曜日
電話 011-271-0396
ウェブサイト http://www.macro-lab.com
フリー冊子は『macro』ならびに札幌市内のカフェ、ショップ、ギャラリーなどで配布中です。この機会にぜひ、青森の旅にお役立ていただけければ幸いです。
text Pilot Publishing / photograph Kei Furuse(studio k2)
July,2009