Web Magazine "PILOT"

　ありがとうございます！このアルバムはこれまでマキシシングルでリリースしてきた“private”シリーズの集大成で、「はじめまして、Rihwaです！」という自己紹介を兼ねた作品になっています。

　これまでリリースしてきた“private”シリーズの8曲に、新曲が1曲収録されています。新曲の「愛×愛=80’s 」は、日本語詞でのロックンロールに挑戦した曲です。日本語にはすぐに伝わる良さがあるので、ライブでみんなと盛り上がる姿を想像しながら書きました。このアルバムを聴いて、ぜひライブへ来ていただいて、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいですね。

　まずは絶対に新曲を加えたかったのはありました。曲は全て自分で作詞作曲をしているんですけど、わたしもひとりの女の子として、女の子の素直な気持ちを綴っているので、みなさんに共感していただけたら嬉しいですね。全体を通じて、聴いた後に少しでも前向きな気持ちになれたり、元気を出してもらえる、そんな作品になればと思います。

　今回、マスタリング作業を初めて経験させていただいたんですけど、制作の現場でも初めての経験がたくさんありました。全体のバランスを整えながら、曲間の秒数を決めたり、曲順を考えたり、スタッフのみなさんと協力しての作業がすごく新鮮でした。少しでも気持ち良く聴いていただけるように、耳を集中させて作りました。

　もう、すごく嬉しいです！アルバムでしか出せない世界観があるので、ぜひ全体を通して聴いていただきたいです。

　地元を離れる時はいつも寂しいですけど、ひとりでも多くの方と出会いが広がることはすごく嬉しいです。今回もこの作品の制作で2ヶ月くらい滞在していて、毎日新しいことがあって吸収することもたくさんあれば、落ち込むこともたくさんあったんですけど、北海道へ戻ってきた時にすごくほっとできて、やっぱり地元が好きだと改めて実感させられるんですよね。わたしは旅に出るのが好きなんですけど、帰ってきた時にこの街の新しい魅力を自分の中で感じられることが喜びなんです。すっと支えていただいている地元のみなさんへの想いを胸に、これからも元気に歌を歌い続けていきたいですね。

　ライブはわたしが自分らしくいられて、幸せを感じられる最高の場所なので、一本でも多くしていきたいですね。今も新曲は作り続けているんですけど、その時々でも披露していきたいと思っています。最近はサポートギターとして、今作のプロデューサーでもあるソン ルイさんに入ってもらっていて、ふたりでライブに出演する機会が増えているんですけど、息の合ったグルーブが感じられるようになってきてすごく楽しいです。わたしの歌を聴いてもらいたくても、いつも隣で歌ってあげることはできないので、CDはいつでも好きな時に聴いてもらえるし、自分の子供みたいなイメージです。その人の傍にずっといてあげられる、分身のような。本当はわたしの曲を聴きたい人がいてくれたら、どこへでも飛んで行って、今すぐにでも歌いたいんです。だから、ライブにはぜひ来ていただきたいですね。目の前で歌を届けられるから。