Web Magazine "PILOT"

　自分の曲をみなさんにお届けできるのは嬉しいですし、メジャーということで今まで以上にたくさんの方に聴いていただけるチャンスだと思うので、すごく楽しみにしています。聴いた人ひとりひとりにとって受け取り方は違うと思うんですけど、どんな反応をしてもらえるのか、感想もぜひ聞いてみたいですね。

　10代から20代へ変わった自分が前提にあって、10代の頃に悩んでいた自分に20代になった自分がどんな声を掛けてあげられるのかをイメージして書いた曲です。実は…タイトルが変わっているんですよ！21歳の時に書いた曲なので『21』という仮タイトルだったんですけど、いくつか案を考えていくうちに『CHANGE』というタイトルが浮かんできたんです。日々の小さなひとつひとつの選択で自分の明日はどんどん変わっていくというメッセージが込められているので『CHANGE』というタイトルを付けました。新しい一歩を踏み出す自分自身ともすごくリンクしている気がします。

　ハングリー精神が鍛えられている気がしますね。北海道と比べると東京は目まぐるしくて、逆にやってやるぞ！という気持ちになるし、燃えますね（笑）。あと、札幌を離れたことによって故郷が自分にとってどんなに大きな存在かに改めて気づかされて、これまで以上に大事にしていきたいという気持ちが強くなりました。

　私の想いがみなさんへ伝わるのか、そういう不安はもちろんあるんですけど、今まわりにいて支えてくださる方達や以前から応援してくださるみなさん、そして自分の想い描いていたものを信じて突き進んでいきます。

　素直な歌詞が書きたいので、実際に自分が友達や家族に言ったことや、人から言われて思ったこと、気を使って言えなかったことなど…（笑）、日々自分が思ったことを歌詞にしています。例えば、今の自分ではまだ言い切れないけど、私はこういうことを言いたいんだ！という想いをあえて口にして出すことで、自分もそこへ向かっていける気持ちになれると思います。自分でもいろいろと悩むし、いろんな誘惑に負けそうになるんですけど、自分の人生だから自分で選んでいこうという前向きなメッセージを込めていて、同時に自分にも言い聞かせています。

　いろんな角度から物事を見ようとする視点は、カナダへ行って身に付いたことだと思います。世界観は間違いなく広がりました。自分が知っているのが自分の世界なので、自分の世界は知っている範囲でしかないけど、本当の世界は広いということを知れたので、これが全てじゃないという感覚でいられるんです。あと、自分でも一番驚いたのは、曲を作るようになってからカントリーミュージックが自分の中にたくさん入っていたことに気がついたんです。当時は意識してカントリーを聴いていなかったし、私達の世代からすると先入観も強かったんですけど、なんだかんだ言って好きなんですよね。カナダでのホームステイ先のお母さんが、毎朝キッチンでラジオのカントリーチャンネルをかけていたのも印象深いんですけど、街へ出かけても至る所で流れていましたし…（笑）、私のサウンドはカントリーミュージックにもすごく影響を受けていると思います。

　私もやっぱり道産子ですから、地元ミュージシャンとして思いきり盛り上げたいと思います！そして、札幌では弾き語りで演奏することが多いんですけど、今回はバンドを連れてきます！曲を作る時はいつもひとりなんですけど、ライブに関してはアコーステックにはアコースティックの良さがあって、バンドにはバンドの良さがあると思います。当日は私もかなり弾けてると思いますのでぜひ観にきてください！北海道の大地のど真ん中で歌えるのが嬉しいです。岩見沢から札幌まで届くように歌います（笑）。

　今まで通り、ひとりひとりに向かって歌えるアーティストになりたいです。ライブでもいつも反省点があるし、もっと自分らしさを出せたり、うまく伝えられるように努力していきたいですね。私にしかないものを私が一番理解していたいので、もっと自分のことも知りたいです。だから、まずは人として成長していきたい。アーティストであるリファと普段の自分はそんなに差が無くて、やっぱりライブでも素の自分が出てくるんですよね。歌と心は本当にイコールだと思うので、人間力をもっと高めていきたいです。偉ぶる大人にだけは絶対になりたくないですね（笑）。