北海道・札幌を拠点とした出版 / 編集プロダクション

Web Magazine "PILOT"

  • twitter
  • twitter
  • RSS

Guest 北海道を訪れた今を輝くゲストのスペシャルインタビュー

EGO-WRAPPIN’EGO-WRAPPIN’EGO-WRAPPIN’EGO-WRAPPIN’
  • EGO-WRAPPIN’
  • EGO-WRAPPIN’
  • EGO-WRAPPIN’
  • EGO-WRAPPIN’

EGO-WRAPPIN’


北海道で開催された『JOIN ALIVE』『RISING SUN ROCK FESTIVAL』をはじめ、全国各地の夏フェスに数々参戦し、華々しく圧倒的なパフォーマンスでオーディエンスを魅了したEGO-WRAPPIN’が、待望のNEWアルバム『ないものねだりのデッドヒート』を満を持してリリース!色とりどりの言葉がパレードする詞世界とジャンルオーバーな幅広い楽曲がした、まさにエゴワールド全開の集大成が堂々完成!新作を引っさげての“デッドヒートツアー”もスタートし、勢いの増すスピードは緩むことなく、ノンストップでさらに熱く激走する!





Interview(August,2010)

>北海道では、岩見沢で開催された野外フェス『ジョインアライブ』へ出演されましたがいかがでしたか?

森 すごい良かったです。ステージがサーカス小屋というのもまたそそられましたね。『フジロックフェスティバル』でいうところの「レッドマーキー」みたいな雰囲気もあって。もう一回行かないとまだわからないところもあるので、また出させてもらいたいですね。
中納 野外も好きですけど、野外なのに屋内みたいな雰囲気は好きですね。だから『フジロックフェスティバル』も「レッドマーキー」が一番好きです。フェスは始めから開放感があるというか、ハコでよーいどん!のスタートではなくて、もうお客さんがあったまっているので交流しやすい気がします。
森 バックステージにはサーカス小屋の名残で着ぐるみが保管されていて、(中納が)かぶりたそうにしてたもんな(笑)。でも、中に虫とかが入っていたので無理そうやなって。
中納 本番中に取って、めっちゃかゆくなったら嫌ですからね(笑)。

>超満員で入場規制が掛かるほどのオーディエンスが押し寄せました。
森 なんでかわからないですけど、来てくれましたね。ブームはもうとっくに去ったかなと思っていたんですけど。
中納 おもろい(笑)。期待はしていなかったんですけど、たくさん来てくれたから嬉しかったです。ありがたいですね。

>今年はさらに『ライジングサンロックフェスティバル』(以下 ライジング)への出演も決定されています。
森 『ライジング』は出演者への待遇がすごく良いので、俺もミュージシャンや!と浸れるイベントですね。自分がミュージシャンであることを再確認させてくれます。飲み食いしていいんや!みたいな。
中納 「レッドスターフィールド」も雰囲気もあってすごく良いですよね。一昨年もたくさん人が来てくれて、後ろの方まで手を振ってくれて、すごく嬉しかったですね。昼間も良いですけど、夜の野外っていうのも良いですね。夜の灯りの感じもすごい好きです。

>バックステージではミュージシャン同士での出会いや交流もよくあると聞きます。
中納 あたし達、あんまり社交的じゃないんですよね。
森 向こうから話しかけてもらったりすることもあったんですけど、もうひとつ話が続かず…。でも、ゆらゆら帝国の坂本さんとは会えるのが楽しみで、終わってから一緒にジンギスカンを食べたりしました。
中納 いつもどのテーブルに座ろうか迷いますね。わたしらが座っていたら、ゆらゆら帝国の柴田さんが「隣、いいですか?」ってそっと囁いて来ててくれて。クチ下手同士が集まって、ぼそぼそ喋りながら、静かで静かで…(笑)。
森 異様やと思う、エゴラッピンとゆらゆら帝国の組み合わせって(笑)。

>海外でのフェスも経験されていますが、感想として違いはありますか?
森 結構きゃっきゃっしてますね。
中納 韓国は声援がすごいです。まっすぐで、心打たれますね。お国柄的に徴兵もあるし、小さい時にすごい勉強させられるみたいなんですよね。真面目なんでしょうね。不良とかグレる人とかがいなそう。あと、メガネをかけてる人がめっちゃ多くて、メガネ率が高いんですよね。
森 メガネが安いんですよ。日本でも最近はレンズも付けて2本で5,000円とかありますけど、韓国はざらにあるというか、基本はあれですね。

>今まで韓国の話でメガネの話題が上ったことがありませんでした(笑)。
森 韓国と言ったらメガネのイメージですけどね。
中納 知り合いでも韓国へ行ったらメガネを買いに行くって言ってました。オシャレなメガネが多いんですよ。昔の昭和ぽいレトロな感じのとか。

>待望の7thアルバム『ないものねだりのデッドヒート』が遂にリリースされます。先行シングル「BRAND NEW DAY/love scene」は“夏”をテーマにされていましたが、今作にはコンセプトはありましたか?
森 はっきりコレでいこうと確認しあったことは無いですね。
中納 コンセプトはいつも決めないですね。
森 夏になると、フェスとかでやりたいなというのをきっかけに曲が自然とできていって、それがタイミング的に夏の先行シングルになったりするので、“夏”のイメージになるのかもしれませんけど、自分達の中ではまったく違うんですけどね。

>独自のスタンスで活動されていて、いつも制作には時間をかけられていますが、どのように自然とアルバム制作へと向かわれるのでしょうか。
森 暗黙の了解というか。こんな曲があるから、次はこんなタイプの曲やってみようかなみたいな、自然に出てくる感じですね。途中で曲もできてないのに、ライブに入ったり、スタジオでやりながらという曲もあったし、なんとか完成できた感じですね。でも、今回はやり切った感じが自分の中にはあるし、納得するものができてほっとしてます。よりアバンギャルドな感じが出せていたら良いですね。ちょっと“スタイリッシュ”なところも意識しているというか、音に“スタイリッシュ”と感じるものが自分達は好きなんですよね。これはどう説明したら良いのかわからないんですけど。ブライアン・デリーを聴いて、“スタイリッシュ”を感じる感覚がなんかあるんですよね。

>“スタイリッシュ”というのは、おふたりに共通されて持たれている感覚なのでしょうか?
森 あると思います。地が大阪なのでベタベタなブルースのところはあんまり出したくないというか、今は東京に住んでいるし(笑)。ルー・リードはすごく参考にしていて、ニューヨークで今でも活躍されている独自なスタイルというか、佇まいには影響されていますね。往年のミュージシャンには、わりかし昔のイメージを引きずった感じの人が多いんですけど、今でも現在進行形で格好いいミュージシャンというのはあまりいないんですよね。

>まさに捨て曲なしで、どれも完成度がとても高い作品ばかりです。曲のストックもたくさんあるのですか?
森 曲のストックなんて全然ないですよ。ストックできるなんてすごいと思いますね。その代わり出来た曲は全部、入魂なんですけどね。

>曲調ががらりと変化するのも面白いですね。
森 エゴちゃん(エゴラッピン)は展開好きなんですよね。
中納 わたしは展開しないでも聴かせられるところは意識したというか、一曲の中に3曲4曲入れてしまうのは昔から癖なので、こざかしいことせんでもストレートでばーんと聴かせられて、歌っていて気持ちいいのを作りたいというのはありましたね。だから、逆にあんまり考えないでおこうと思って、今回はわたしは何も考えていないです。
森 前回はバンドをプロデュースというところで、バンド色を全面に出したんですけど、今回はその流れを組みつつ、バンドは参加しているんですけど、それとは違う編成で試したりしていて、そこからまた新しい発見とか発展もあったりとかして楽しかったですね。

>歌詞の表現や世界観も個性的で楽しいです。
中納 歌詞なんて今までにないくらい何も考えなかったですね。もちろん考えるんですけど、あまり考えないようにしました。
森 自然に出てきた感じが多かったちゃうん?出さなあかん!っていう感じが無かった気がするね。
中納 断片的になところが浮かんで、すぐに出てきましたね。出てくるもんなんだなって。昔は格好いい言葉とか音に意識を置いていたんですけど、なんかそんなのはええわ!と思って。だからと言って良いことを言おうとか、そういうのも嫌でしたね。

>歌詞からは前向きさやたくさましさが感じられます。
中納 わりと目をつむっているところあるからかもしれませんね。全開で目を開けていないというか、見たないところを見ていない。そういう強さは欲しいとはずっと思っているんですけど。

>内面に秘められた願望が表現されているのかもしれないですね。こだわりはありますか?
中納 わたしは引いて考えるっていう。盛り上げたかったら、まず引き算から考えるというか。盛り上げようとすると、どんどん足していってしまうんですけど、あえて引くんですよね。逆にポイントが見えてくるからかもしれませんけど、そうしたら盛り上がるんですよ。一音抜くだけで全然違ったりするんですよね。

>歌われていてすごく気持ち良さそうにされているように感じました。
中納 何にも考えていないからかもしれないですね。歌やから、あんまり細かいことはええかなって思って。それは木を見て森を見ずみたいな、そういうのはわたしの役割じゃないかなと思うんですよね。
森 上手な人はたくさんおるからな。普通の人でもカラオケで上手い人はめっちゃおるし、やっぱり違いを出していかないといけないですよね。
中納 エゴ(エゴラッピン)はやっぱりサウンドもというところがあると思うし、別にシンガーソングライターじゃないので、感情ばかりを前に出しすぎるのも“スタイリッシュ”じゃないので(笑)。ライブはいろいろあるんですけど、頃合いが難しいんですよね。ブルース感とかパンクとか、上手いという妙みたいなところは自分のことを信じてやろうと思っていて。作って出るものじゃないし、その辺は感覚でやるしかないですよね。良い悪いじゃなくて、言ってもわからない人にはわからないし、受け取る側の問題もあるから。理想はどこにも響けば良いなと思うんですけど、そうじゃないものってあるじゃないですか。例えば、現代アートとかも観る人の問題じゃないですか。観る人が心を開いていないとわからないし、もしそれが大衆受けだとしたら、魂に触れるものというか、何かがあると思うんですよね。不思議で面白いんですけど、そういうのって音楽には可能なことなんですよね。

>音楽には力があると確信されているんですね。
中納 テレビで原爆の被害者の方々が歌われている姿を観て、涙が出るほど感動したんですけど、実際に経験をされた人が一番強いのかもしれないですね。スタイリッシュなんて言っているうちはまだダメなのかもしれないですけど、それでいて格好悪いのは嫌なんですよ(笑)。なんか格好いいのが良いですね。

>コラボレーション作品『SURE SHOT』もリリースされたブラフマンとの異色のコラボは、本当に意外で驚きでした
中納 今やからできたんちゃいますか。昔やったら多分できなかったですね。お互いええなというか、似てると思ってましたけど。音楽性は違うけど、姿勢というか。あとは、ボーカルのタイプだったり、華があるところとか。ジャンルに当てはまりにくいという悩みもあったりとかして、そういう部分でも共感し合っていますね。
中納 みんなフランクだし、めっちゃ喋りやすいですしね。トシロウくんなんていつも、めっちゃアホなことばっかり言ってますよ。でも、それが良いんじゃないですか。ああいう音楽やっていて、普段も同じだったら逆に嘘くさいじゃないですか。だから一緒にやっていて楽しいですよね。

>活動されている歩みも、ほぼ同じ時代ですよね。
森 年齢も一緒なんですよね。虎年ですね。今まで上の年齢がまわりに多かったから嬉しかったな。

>以前お会いさせていただいた時に、中納さんはジョギングをされているとお聞きしたのですが、健康にとても気を使われていて意外な印象でした。
中納 今は水泳をしてます。関節が弱いって言われたので水泳に変えました。やらなさそうでしょ?がん泳ぎですよ。クロールで2km泳ぎますよ。ゆらゆら帝国の坂本さんも週5日通っているらしいんですけど、あの坂本さんが泳いでるんですよ?あの坂本さんが帽子をかぶっているのを想像したら、めっちゃおもろいですよね(笑)。でも、まわりのミュージシャンもみんな頑張っていますよ。それこそトシロウくんも時間があれば走ってましたし。

>みなさん、やはりストイックなんですね。ちなみに森さんは…?
森 呑んでます。でも、続けるって難しいですよ。もうやめようかなって、くじけそうな時もあります(笑)。でも、ここでやめたらなって頑張ってます。


deadheat_album_jk
7th Album『ないものねだりのデッドヒート』
TFCC-86339/¥3,000(tax in)
作品発表の度に新しい世界を提示してきたEGO-WRAPPIN’の今作は、自然体に吐き出された素直であり独自のユーモアたっぷりな世界観。リズムとホーン隊が絶妙に絡み合う疾走感溢れるナンバーから、まるで絵の具パレットの様な彩り鮮やかな世界観のバラードまで、音楽が持っている本来の力が感じられる10曲を収録。中納良恵の様々な表情の唄声が時には激しく、時には優しく包み込んでくれる。喜怒哀楽全ての感情を引き出さられ、どこか違う世界に連れて行ってくれる名盤がここに誕生!


EGO-WRAPPIN’ AND THE GOSSIP OF JAXX“デッドヒート”ツアー
schedule 2010年10月27日(水) 
time 開場 19:00/開演 20:00
place 『Zepp Sapporo』(北海道札幌市中央区南9条西4丁目4)
system 前売 ¥4,500 ※ドリンク代別途
ticket ローソンチケット(Lコード 13705)/チケットぴあ(Pコード 117-014)/イープラス
information 『Mount Alive』(telephone 011-211-5600)


EGO-WRAPPIN’
1996年 大阪で結成されたユニット。 メンバーは中納良恵(Vo)と森雅樹(G)。大阪出身の二人で結成時から関西を中心に活動を続け、現在は拠点を東京においている。2000年に発表された「色彩のブルース」や2002年発表の「くちばしにチェリー」は、多様なジャンルを消化し、エゴ独自の世界観を築きあげた名曲として異例のロングヒットとなる。以後作品ごとに魅せる斬新な音楽性において、常に日本の音楽シーンにて注目を集めている。2008年にはベストアルバム『BEST WRAPPIN’ 1996-2008』を発売し大ヒットを記録。
website http://www.egowrappin.com



text Pilot Publishing/photograph Kei Furuse(studio k2)
August,2010



RSS Comments No Tweet


Resent Posts|Guest



協賛店募集

New Magazine

最新の記事

人気記事

まだデータがありません。