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ブランド『HARMONICS.』


ファッション・小物雑貨・キッチン・インテリア・DIYなど、生活雑貨を中心に取り揃えるオンラインショップ『ハーモニクス』。たとえキズが付いたり色褪せたとしてもそれが味となり愛着が沸き、共に歳を重ねていける”もの”との出会いを提供している。また、トートバッグ・アクセサリー・オーガニックタオル・フォトフレーム・器など独自のこだわりを追求したオリジナルも多岐に渡り展開している。


インタビュー(December,2009)
小田 加代子 / 『HARMONICS.』


>まずはオンラインショップを始められた経緯について聞かせてください。

お店をやりたいという漠然とした想いは20代くらいの頃からあって、ただ具体的な内容やイメージは、自分で家を手直ししたりしながら、少しづつ芽生えてきた感じですね。お店を立ち上げた8年前の当時は、まだネットも今ほど普及していたわけではありませんでしたし、欲しいと思うものがすぐに手に入れられる状況ではありませんでした。まわりにいる人だけではなく、遠方に住まわれていたり、時間が無くてお買い物に行けない人たちへ届けたいと考えていて、自分も同じ思いをしていたからこそ挑戦してみたいと思いました。初めは店舗で…とも考えていましたが、やっぱり商品の制作に関わっていたいという気持ちが強かったんですよね。

>ショップとしてのコンセプトはありますか?
お店のタイトルみたいなものにもなっているんですけれど、何年経っても傷がついても、愛着を持って使っていける、共に年齢を重ねられるようなものというのは、やっぱり一番最初に考えています。例えば、錆びついたり傷ついたとしても使える物なのか、永く使っても大切にできる物なのかはとても重要ですね。

>ショップとしてのコンセプトはありますか?
お店のタイトルみたいなものにもなっているんですけれど、何年経っても傷がついても、愛着を持って使っていける、共に年齢を重ねられるようなものというのは、やっぱり一番最初に考えています。例えば、錆びついたり傷ついたとしても使える物なのか、永く使っても大切にできる物なのかはとても重要ですね。

>オリジナルを立ち上げられたのはいつ頃からですか?
お店を始めて2〜3ヶ月経ったくらいですね。いつか自分でオリジナルのものを作りたいと考えていたので、お店を始める前からあたためていたものがありました。やってみたいことがたくさんありすぎて、今でも手がつけられていないものも多いんですけれど…(笑)。

>アパレル・小物雑貨・生活雑貨など、商品展開が本当に幅広いですね。
本当に気まま、わがままに好きなものを作ったり扱っているうちに、いつのまにか幅広くなっちゃいましたね(笑)。

>自分が欲しいと感じられているモノを作られているんですか?
自分が使いたい物というのがやっぱり大前提ですね。日常生活の中で自分が必要と思う物からどんどん手をつけ始めている状況です。欲張りなんでしょうね…(笑)。ただ単純に食べることも好きだし、作ることも好きなんですよね。こういうものが欲しいと思った時に探すことも好きですが、それと同じくらい作ることも好きでした。

>どれも生活の中にすぐに溶け込めて、使いやすいものばかりですね。
なによりも自分が使ってみたい物で、いつも使える物でなければあまり作る意味がないと思いますし、作っているバッグは自分でも実際にいつも持ち歩いていて、使っている間にこうした方が良いと感じたら、ちょっとづつマイナーチェンジしていくこともあります。オシャレをしている時ではなく普段の生活の中で、お客様にもできるだけ永く使っていただけるものを作りたいという気持ちがすごく強いです。

>オリジナルを制作する上でのこだわりはありますか?
生地とか布ものに関しては、帆布や6号8号のかなり厚い生地を使用しているんですけれど、がんがん洗ってもくたってきた時に格好よくなる生地だったり、何年経っても使い込むごとに醸し出される風合いや味わいが出る素材は、意識してというか、無意識に選んでいますね。

>逆に、制作する上での苦労はありますか?
簡単な形であればあるほど難しかったりするんですよね。実はどの商品もかなりの数のサンプルを作っていて、例えばシンプルなバッグでも7〜8回は作り直しますし、生地も変えて作ってみたりしています。あとは裏側の始末、縫製やパイピングだったりとか裏の部分にはすごく力を入れています。これはあんまりお客様に気づいていただけないかもしれませんが、一番こだわっているのは裏かもです…(笑)。

>見えないこだわりですね…(笑)。
昔から好きなんですよね。色落ちしていくとどうなるのかなとか、洗うと縮んであたりが出て格好いいとか。デニムの見えない裾にチェーンステッチをかけるのと同じで、そんなのどうでもいい人にはどうでもいいのかもしれませんけれど…(笑)。オリジナルに関していうと、いわゆる10年後が格好いいというのが密かな目標です。オリジナルはお直しも承っていて、2〜3年でもかなり使い込んで修理をお願いしてくださる方もいましたけれど、ボロボロであればあるほどすごくやりがいがあるんですよね。もし10年後くらいにお直しが戻ってきたらきっとすごく嬉しいでしょうね。

>モノに対する想いや愛着が伝わりますよね。オンラインショップという形態についてはどのように感じられていますか?
わたしは店舗販売での経験もあるんですけれど、購入していただいた後のご感想を聞くことのできる機会は、店舗にいた時よりも断然多いんですよね。よくメールを頂いたりお手紙を頂いたりします。顔が見えない分、すごく素直な意見や感想をおっしゃっていただけます。それはとても嬉しくそして意外な事で、オープン当初は全然想像もしていませんでした。なので、お客様との距離が離れているようには感じていないですね。もしそれが無かったら、今でも不安に感じながら続けているのかもしれないですね。

>商品の写真も御自分で撮影されているそうですね。
もちろん商品を良く見せるように撮影したいとは思いますが、あまりにも良く撮りすぎてしまってもよくなくて、画面で写真で見るのと商品が届いた時のギャップがあまりにもかけ離れてしまうのが怖いので、そのバランスを調整するのが難しいですね。なんでもハーフのモデルさんが持っているとかわいく見えてしまうように、もっと素敵に撮影をすることもできるのかもしれませんが、それがあまりにも現実離れしているとがっかりさせてしまうことになってしまうので、撮影する時はなるべく現実的に…というのは意識しています。

>画面上の情報だけでの判断になるので、イメージが良すぎても悪すぎてもダメなんですね。
時間がかかるのが撮影と文章です。大したことを書いているわけではありませんが、見えないところでものすごく時間のかかる仕事ですね。すごく効率が悪いし、要領も悪いと自分でも思うんですけれど、どうしても時間がかかってしまいますね。

>制作もすべて御自宅で作業されているんですね。
自宅が職場だからといって家の仕事をしないのは嫌なんですよね。友達には家にいるから暇だろうと思われているんですけれど、本当は意外と忙しいんですよ…(笑)。逆に、家にいるから仕事をしてしまうんですよね。お休みの日でも区切りがないからついメールチェックしたり。

>良くも悪くもオンラインショップは24時間営業ですものね。
なのでわたしは割り切らないようにしました…(笑)。午前は家の仕事、午後からお店の仕事をすると決めて、あとはこまめにメールチェックをするくらいですね。

>では最後に、今後の展開について聞かせてください。
イベントをきっかけに『ファビュラス』さんの御好意で継続して商品を置かせていただけることになったので、ネットだけではできなかったことを少しずつやらせていただいています。実は道外のお客様が8〜9割で、道内のお客様って1割くらいしかいらっしゃらなかったのですが、今までネットでしか見れなかったお客様にも、わざわざ足を運んでいただき喜んでいただけたのはすごく大きな収穫でした。それはネットから外へ飛び出さなければ気づけなかったことですし、お客様の反応を直接見させていただけるチャンスですので、置かせていただける限りいろいろと挑戦をさせていただきたいです。将来の夢の中のひとつに、いつかお店を持てたらいいなと考えているので、そのための良い勉強になればと思っています。


※ HARMONICSは直訳すると”倍音、和音、和声学、調和した状態”。この言葉の中には”harmony=調和”という意味が含まれており、きれい、おいしい、愉しい…など感情や喜びの根底にある、あらゆる調和が表現されている。


『HARMONICS.』
ウェブサイト http://www.harmonic-s.com


<取り扱い店>
『FAbULOUS』
住所 北海道札幌市中央区南1条東2丁目3-1 NKCビル-1F
営業時間 11:00〜21:00
電話 011-271-0310
ウェブサイト http://www.rounduptrading.com
※一部商品のみ取り扱い


December,2009


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