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動物園『おびひろ動物園』(帯広市)


住所 帯広市字緑ヶ丘2番地
営業時間 4月29日〜9月30日 9:00〜16:30(入園は16:00まで) / 10月1日〜11月5日 9:30〜16:00(入園は15:30まで)
開園期間 <2006年度>4月29日〜11月5日
電話 0155-24-2437
料金 一般¥450(¥220)・高校生¥300(¥150) / 年間パスポート 一般¥900・高校生¥600
※( )内は前売及び30名以上の団体料金 ※中学生以下は無料
ウェブサイト http://www.obihirozoo.jp

1963年に開園した、道内2番目の歴史がある動物園。2003年、北海道教育委員会から博物館相当施設に認定。園内には、植村直己の業績を称えた氷雪の家がある。キリンやゾウなど熱帯系動物の耐寒飼育法による飼育を日本で最初に行った。

サツキ
誕生日 1991年11月14日 / 出身地 アメリカ合衆国クリーブランド州『メトロパーク動物園』 / 性別 ♀ / 体長 約200kg / 体重 約2m
1992年10月31日に、オス「スバル」(〜1998年11月19日)と一緒に来園。性格は衝動的な行動をとる激情型で、瞬発力に長けた一発勝負師。生年月日から占ったそうだが、よく当たっているそう。プールが好きではないようで、あまり入らない。






インタビュー(June,2006)
吉田 和重 / 『おびひろ動物園』飼育員

>自由気ままな一人暮らしをしているシロクマは、北海道では「サツキ」だけです。

オリに囲まれて飼育されているのも当園だけかもしれません。北極とまではいきませんが、帯広の気候は涼しいのでホッキョクグマが過ごすのにちょうど良い環境ではないかと思います。

>ホッキョクグマを飼育される上で特に気を使われていることは?
ストレスなどのために行う常動行動を繰り返して、足の裏が血だらけになってしまったことがあるので、少しでもストレスを解消させるために、夜でも寝室を開けっ放しにしています。たまにプールへ肉を投げ入れたり、使わなくなったバケツやアルミのタライを与えて遊ばせたりもしていたのですが、口の中を切ってしまったこともあったので、与える物にも充分に気を使っています。朝と夕方にお客様がいなくなると、プールに物を投げ入れてキャッチしたりと、ひとり遊びをよくしています。ただ、姿形はかわいいのですが、基本的には猛獣なので、扱いにはやはり気を使っています。若いスタッフの中には「ふとした瞬間に狙われている気がする」と怖がっていたこともあります…(笑)。

>地球温暖化による環境問題についてどのように考えられていますか?
目の前のサツキのことだけしかわからないのであまり難しいことはわかりませんが、ホッキョクグマに限らず野生動物を連れて来るのはとても難しいですし、恐らくもう不可能ではないかと思います。将来的に国内でまかなうことができるようになるのが理想ですね。現実として難しい問題がたくさんあるとは思いますが、動物園で繁殖を行って、将来的に野生へ帰すことができるようになれると良いですね。


text Pilot Publishing / photograph Kei Furuse(studio k2)
June,2006





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