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動物園『旭山動物園』(旭川市)


住所 北海道旭川市東旭川町倉沼
営業時間 <2006年度>夏期4月29日〜10月22日 9:30〜17:15(入園は16:15まで) / 冬期11月3日〜2007年4月8日 10:30〜15:30(入園は15:00まで)
定休日 4月10日〜4月28日、10月23日〜11月2日、12月30日〜1月1日
電話 0166-36-1104
料金 一般¥800(¥580) / 団体¥700(¥480) / 年間パスポート¥1,000
※( )内は旭川市民特別料金 ※中学生以下は無料
ウェブサイト http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

1967年に開園した、日本最北の動物園。動物の自然な生態が見られる行動展示を実施して、一躍有名になった。2006年度の入園者数は300万人を超え、上野動物園に次いで国内2位、世界レベルでも上位の入場者数を誇っている。

イワン
誕生日 2000年12月8日 / 出身地 『モスクワ動物園』 / 性別 ♂ / 体長 約250cm / 体重 約350kg
2002年6月26日に来園。満5才になり、顔つきが大人びてきた様子。活発に動き回るので、頭部の毛がすり切れて地肌の黒い色が目立つ。まだ性成熟をしていないため、「ルル」との仔を見るのは、まだ先になりそう。肉より魚のほうが好き。

ルル
誕生日 1994年11月20日 / 出身地 『別府ラクテンチ』 / 性別 ♀ / 体長 約220cm / 体重 約280kg
2004年10月19日に東北の動物園より「イワン」のお嫁さんとして来園。『旭山動物園』で生まれた「ダイ」(『別府ラクテンチ』では「シロー」と改名)が父親で、『円山動物園』にいる「ララ」と双子の姉妹。したがって、『釧路動物園』の「ツヨシ」は甥にあたる。今年に入り活発に動き回るようになり、「イワン」と仲良くプールの中で遊んでいるそう。昨年のダイエットが効いてきたようで、今では「イワン」よりプールに入っている時間が長く、プールの奥の隅で泳ぐのが好き。好物は白菜。

コユキ
誕生日 1975年 / 出身地 野生 / 性別 ♀ / 体長 約210cm / 体重 約230kg
31才になったがまだまだ元気なおばあちゃん。1日1回は必ずプールに入り、岩の上で腹ばいになったり、仰向けになったりして、身体を乾かすのがお決まりの行動パターン。なかなか寝室に戻らず、何日も外で過ごすことがあるそう。白菜やリンゴが好物。

ハッピー
誕生日 1981年12月8日 / 出身地 『旭山動物園』 / 性別 ♀ / 体長 約220cm / 体重 約250kg
『旭山動物園』にいた「シロウ」と「ユキ」の仔。双子の兄・「ダイ」&「ショウ」の『ダイ』(『別府ラクテンチ』では「シロー」と改名)は「ルル」の父親なので、「ハッピー」はルルのおばさんにあたる。性格はガンコ者で、飼育場が移ってからはプールへ1度しか入っていない。ただし寝室への出入りはとてもスムーズで、飼育係にとってはとても飼いやすいそう。年寄りなのにも関わらず肉が好物。






インタビュー(June,2006)
坂東 元 / 『旭山動物園』副園長

>まずは地球温暖化による環境問題に対してどのように考えられていますか?

今までの絶滅しそうな動物達というのは、基本的には個々の国なり環境なりがその生息地で対応をしていくという考えだったのですが、今回の原因は地球温暖化にあるので、どこかひとつの国だけが守ろうと思っても、もう守りきれないんですね。だから危機的な状況にあるという認識の仕方が、今までと全く意味合いが違うんです。だから例えばカナダだけがいくら守ろうと思っても、氷が溶けるスピードを遅くすることはできません。そうなると地球全体で考えていかないと守れないんです。だからこそ、ホッキョクグマをこれから真剣に本気で守っていこう、地球上から消さないでいこうとみんなで真剣に考えていかなければならないと思います。

>こちらの動物園ではホッキョクグマに関してリーダー的な役割を果たされているそうですね。
動物園の中での血統登録という業務を行っています。ただ、その飼育下での固体の繁殖や維持という部分でそれは大切なことなんですけれど、もっと大事なのは、日本にホッキョクグマが住んでいるわけではなく、動物園でホッキョクグマを飼っている意味というのは、一体どこにあるのかということだと思うんです。例えば、ホッキョクグマだと、真冬の本当に寒い中でバシャバシャとプールを泳いでいるんですよね。夏よりもすごい喜々としているんです。厳しい自然環境の中で生きている動物達がいて、彼らと一緒に残っていくために、自分達が何かの行動に移せるきっかけだったり、架け橋になってもらいたいというのが動物園の大きな機能だと考えています。

>環境問題に対して、こちらの動物園ならではの取り組みは何か行われていますか?
やっぱり冬なんです。冬のこの立地条件、その寒い中で生きる動物達を見ていただけると良いと思います。雪があるところ、自分達が防寒服を着ていなければいけない中で、プールでバシャバシャ元気に泳いでいる彼らの姿、そういうことをしっかりと伝えることで、他人事ではなく自分の中で考えるきっかけ、架け橋になれるのがウチの最大の取り組みだと思っています。やっぱり冬だとそれがすごくわかりやすいんですよね。

>では最後に、動物園を通じて感じて欲しいことは?
一般的に希少動物というと、どうしても珍しいとか価値があるような気になってしまうんですよね。放っておけば、ホッキョクグマもあと20〜30年したら希少動物になってしまっているかもしれない。だからこそ今、稀少でもない珍しくもない動物達が本当は素晴らしいんだよということを伝えるのが、当園としての使命ですね。当園は特に珍しい動物が一切いないんですよね。他の動物園へ行かれてもほとんどいる動物ばかりだと思います。みんな等しく生き残っているわけですから、それを人間が勝手に決めつけてしまっているだけで、動物達はパンダもホッキョクグマも、同じように歴史を積み重ねて生きているんです。人間も含めてみんな平等に生きているんです。そういうことをふと立ち返って感じることができたとしたら、そういう積み重ねが将来につながっていく気がしています。


text Pilot Publishing / photograph Kei Furuse(studio k2)
June,2006





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