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Guest 北海道を訪れた今を輝くゲストのスペシャルインタビュー


ミュージシャン【佐藤 タイジ / THEATRE BROOK】


東日本大震災以降のエネルギー問題を踏まえて、昨年12月、太陽光発電でのロックフェス『THE SOLAR BUDOKAN』を実現させた【THEATRE BROOK】。その想いを継続し、さらに発展させるべく、『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO』(以下 ライジングサン)では<THE SOLAR BUDOKAN IN EZO>の名の下で、太陽光で電気を溜めた蓄電池を使用し、太陽光エネルギーだけでのライブを実施。クリーンな太陽光での、最高なロックエンターテインメントが繰り広げられる…!





インタビュー(April,2013)
佐藤 タイジ / 【THEATRE BROOK】


>昨今の激しい時代変化を経て、2年6ヵ月ぶりとなる9thアルバム『最近の革命』がリリースされました。

オレ達の中では、このアルバム自体が<THE SOLAR BUDOKAN>とセットで成立しているんですよね。【THEATRE BROOK】は2007年に一旦活動を休止して、2009年から再開したんですけど、その復活以降バンドの状態がすごく良いんですよ。2年間休んで活動に句読点を入れたというのが、やっぱりバンドの成長にとって良かったんですよね。ここ何年かでバンドにとって個々の役割や立場がはっきりしてきていて、バンドに対してメンバーが各自同じ距離で接することができるようになったんですよね。バンドに4人が引っ張っていってもらっている感じで、今すごく良い状態ですね。

>今作では名曲「ありったけの愛」が再録されていますが、改めてバンドにとって大きな存在になっている気がします。
リリース以来、これまでずっと歌い続けてきているんですけど、だからこそ<THE SOLAR BUDOKAN>の発想が降りてきているんですよね。この曲が歌詞にもあるように、「太陽」ありきなのは厳然たる事実なわけで、あの曲があるから今の自分達があるんですよね。1995年のリリースからどんどん形も変わってきているので、現時点での「ありったけの愛」をちゃんとスタジオで録音しておきたいという気持ちはありました。

>昨年開催された<THE SOLAR BUDOKAN>は、様々な分野に渡って大きな反響を呼びました。
実は、太陽光エネルギーでためた蓄電池は、音もすごく良いんですけど、考えてみると当然で、発電所からいろんな箇所を通るうちにノイズが入るんですよね。今までもオレのマーシャルは鳴っていて、それでも別に問題はないんですけど、電池に直で差し替えて試してみたら、2メートルくらいの距離だからノイズが乗らないし、低域も高域も伸びてレンジが広がるんですよね。きれいだから音もでかく聞こえるんですよ。やったー!って道がピカッて照らされた感じでした。音楽業界は今落ち込んでいますけど、アナログからCD、ダウンロードに変わって、テクノロジーの進化と共に音は進化したのかを考えた時に疑問が残るんですよね。ビジネスの都合の良さだけが先行して、音の良さが進化していなかった気がするんです。音楽業界の人が怠けていたわけではなくて、そこを見落としていたのかもしれませんよね。そのことに気がつけたのも“3.11”があったからなんです。生き残った我々が、“3.11”を大きく変われるチャンスとして、肯定的な物にしていかないといけないんですよね。

>反対し続けるのは難しいけど、賛成するのは継続しやすいというのは、逆転の発想ですね。
原発のシステムは崩壊しているし、反対しなくてはいけないんだけど、続けるというのは大変なんですよね。反原発の集会に参加すると、ずっと反対し続けている方々はくたくたに疲れ切ってしまっている気がするんですよ。言い続けること、継続性というのは一番大事なことで、そういうやり方にしないと逆にやられてしまう。結果が同じになるのであれば、賛成というのは無責任かもしれないんだけど、楽なんですよね。ことエネルギーに関していえば、自然エネルギー賛成になるのであれば、必ず同じ結果になるはずなんです。おっかないエネルギーから、子供達や未来を遠ざけることができるわけですから。継続できる道を辿っていった先に、<THE SOLAR BUDOKAN >があったんですよね。こういう時代だから自分達でできることを増やしていくべきだし、オレはエネルギー選択の自由は、あっていい自由だと思うんです。ずっとロックを聴いてきて残っているものって、自由を主張することなんですよね。能動的に主張することは当然で、受動的な自由なんて無いんですよね。我々がどんな未来をイメージするかで、本当に時代は変わってくるので、今はできる限り自分のクリエイティビティを先へ行かせるのが正しいような気がしています。

>『ライジングサン』では<THE SOLAR BUDOKAN IN EZO>のステージが決定しました。
今、『ライジングサン』のステージをひとつ作ろうと準備をしているんですけど、ある程度最低限のインフラが整っている中で人が生活をしていて、そこに音楽があってと、野外フェスはいわゆる小型の集落ですよね。それを自然エネルギーでまかなうというのは、すぐに実生活に結びつく良いサンプルになるわけですから、絶対に大きな意味があると思います。特に北海道は自然が豊かな分大きな可能性を秘めていて、東京よりも選択の自由が高いと思うんですよね。だからこそ、この<THE SOLAR BUDOKAN IN EZO>が良い結果として近い未来へ結びつくと確信しています。



photo:n-foto RSR team

『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO』
日程:2013年8月16日(金)・17日(土)〈雨天決行〉
時間:<16日>開場10:00 / 開演15:00 / 終演23:00 予定、<17日>開場10:00 / 開演12:30 / 終演5:00(18日)予定
会場:石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ〈小樽市銭函5丁目〉
料金:通し入場券(2日間通し券)¥18,000 / 16日入場券(16日10:00~23:30)¥9,000 / 17日入場券(17日10:00~18日12:00)¥12,500 / HEAVEN’Sテントサイト付入場券(4×3m)¥21,000 / FORESTテントサイト付入場券(4×6m)¥21,000 / オートキャンプ付入場券(7×6m / 車1台+テント)¥30,000 / 会場内駐車券(車1台)¥3,000 / 会場外駐車券(車1台)¥2,000 / バス券(片道)¥600
お問い合わせ:011-614-9999(平日11:00~18:00)



『最近の革命』
LNCM-1016 / ¥3,150(tax in)



【THEATRE BROOK】
1986年に佐藤タイジ(Vo&Gt)が結成、1995年メジャーデビュー。1995年に中條卓(Ba)、1996年にエマーソン北村(Key)、1997年に沼澤尚(Dr)が参加し、様々な遍歴を経て、日本屈指の上記4名をメンバーを擁したバンドとなる。アルバム等も勢力的にリリースを重ね、様々な大型フェスを大いに沸かせる。2007年に活動休止をするも、2年間のソロ活動を経て活動再開。2012年12月には、2年半ぶりとなる9thアルバム『最近の革命』をリリース。そして、ついに復活後の目標でもあった武道館ライブを、ソーラーの電気だけで行う企画<THE SOLAR BUDOKAN>を成功させた。
オフィシャルサイト http://www.theatrebrook.com



text Pilot Publishing
April,2013




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